Silica Fertilizer
ケイ酸質肥料
ケイ酸質肥料
1970年に全農の要請を受け、当社室蘭支店においてスラグを原料とする肥料の製造・販売を開始しました。現在は、高炉スラグを原料とする「ケイカル」及び「粒状ケイカル」、製鋼スラグを原料とする「ミネカル」及び「スーパーミネカル」、鉄含有「粒状テツシリカ」の5銘柄の肥料を主に取り扱っています。

沿革
1970年
肥料工場の発足
ホクレン農業協同組合連合会(JAグループ)の要請により、ケイカル製造・販売開始
1989年
ミネカル製造・販売開始
2001年
粒状ケイカル製造・販売開始
2008年
スーパーミネカルの製造・販売開始
2020年
粒状テツシリカの製造・販売開始
製造工程
鉄鋼製造工程の副産物である高炉スラグ・製鋼スラグを乾燥・破砕・ふるい分けし、粉状のケイカル及びミネカルを製造します。また、当社造粒技術により粒状ケイカル及びスーパーミネカルを製造しています。
さらに、粒状テツシリカは効果発現促進材として鉄鉱石を混合しています。
各種肥料は、ホクレン・JAを通して生産者へ販売されています。
肥料製造設備フロー

種類と特長
当社の肥料は、 作物全般(水稲・麦など)に有効な資材です。ケイ酸を補給することによって茎葉を強くし、対倒伏性の向上、 病害虫に対する抵抗力の向上、酸性土壌の改良など、地力増進と品質・収量の向上が期待できます。

粒状ケイカル / ケイカル
特徴
作物に吸収されやすい可溶性ケイ酸を多く含んでいます。
水稲はケイ酸を多量に吸収し、ケイ化細胞を増やすことで、イネ体(表皮や維管束等の組織)が丈夫になります。
これにより、病虫害抵抗性や耐倒伏性が向上すると共に、茎葉が直立して受光態勢が良くなり根の活力が高まることで、米粒中のタンパク含有率が低い良食味米の生産に繋がることが期待できます。

スーパーミネカル / ミネカル
特徴
石灰等のアルカリ分を含むため、酸性土壌の改良効果が期待できます。
同時に、苦土(マグネシウム)、マンガン、酸化鉄、その他の有効な微量要素が補給されます。
土壌のpHを急激に上げることなく、肥料効果が長期間持続することが期待できます。

粒状テツシリカ
特徴
酸化鉄を多く含有する為、湛水条件下における急激な還元の進行(ワキ)を緩和します。
また、根を活性化し稲の初期生育を促進させ、品質や収量の向上が期待できます。
成分表
銘柄 | 保証成分(%) | 含有成分(%) | ||||||
可溶性けい酸 | アルカリ分 | く溶性苦土 | 可溶性けい酸 | 可溶性石灰 | く溶性りん酸 | く溶性マンガン | 酸化鉄 | |
粒状ケイカル | 30.0 | 45.0 | 1.0 | ― | ― | ― | ― | ― |
ケイカル | ||||||||
スーパーミネカル | 19.0 | 43.0 | 2.0 | ― | 35.0~37.0 | 0.7~0.8 | 0.4~0.5 | 7.0~8.0 |
ミネカル | ― | 40.0 | 2.0 | 13.0~14.0 | 36.0~38.0 | 1.9~2.1 | 1.0~1.2 | 17.0~19.0 |
粒状テツシリカ | 25.0 | 41.0 | 4.0 | ― | ― | ― | ― | 13.0~15.0 |
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